WhatsAppは写真のメタデータを削除する?
答えは送り方しだいです。同じ写真でも、EXIFがまったくない状態で届くこともあれば、GPS座標がそのまま届くこともあります。
結論
通常の方法で送った写真は再圧縮され、第三者のテストでは一貫してGPS・カメラの機種・撮影日時が削除されています。書類として送ったものは元のファイルそのままなので、位置情報を含むすべてのメタデータが一緒に届きます。HD写真や動画で何が残るかはWhatsAppのヘルプセンターに書かれていないため、送る前に自分で位置情報を消してください。
送信方法ごとのメタデータの扱い
WhatsAppには同じファイルを送る方法がいくつかあり、メタデータの扱いはそれぞれ違います。以下は各種テストや報告で一致している内容です。
| 送り方 | 相手が受け取るもの | GPS / EXIF |
|---|---|---|
| 写真・標準画質(初期設定) | 再圧縮されたJPEG。元のファイルよりかなり小さい | 第三者のテストでは削除 — 元の撮影日時も含む |
| HDをオンにした写真(1枚ごと、または初期設定の画質として) | より大きい再圧縮コピー | 公式な説明なし。報告が食い違うので、頼る前に確認を |
| 動画 | 再圧縮された動画 | 公式な説明なし。少なくとも1件、受信した動画に元の撮影日が残っていた例あり — 何か残る前提で |
| 書類として送った写真・動画 | 元のファイルそのまま | すべて残る:GPS、カメラ、日時、編集内容 |
| PDF・Word・Excel・PowerPointのファイル | 元のファイル | すべて残る:作成者、会社名、編集履歴、日付 |
| 受け取った書類を転送する | 送り主の元ファイル | 送り主のメタデータが次の相手に渡る |
HD写真と動画:正直な答えが「試してみる」になる理由
WhatsAppのヘルプセンターは写真・HD写真・書類の送り方を説明していますが、それぞれの方法でどのメタデータが残るかには触れていません。公開されている情報はすべて第三者のテストによるもので、その多くは標準画質の写真が対象です。
HD写真については、一部の送信でGPSが残ったとする比較が少なくとも1件あり、ほかでは削除されたとされています。動画については、フォレンジックのフォーラムで、ファイル名(VID-…-WA0001.mp4)は送信日なのに、ファイル内部には元の撮影日が残っていたWhatsApp受信動画が紹介されています。さらに、アプリのアップデートで予告なく挙動が変わることもあります。
そのため、自分でコピーを確認するまでは、HDと動画は書類モードと同じものとして扱ってください。送る前に位置情報を消すか、次のセクションのテストを自分のスマホとアプリのバージョンで試しましょう。
WhatsAppの削除では守れないもの
- 画像そのもの。道路標識、番地、窓からの景色、映り込みなどは、メタデータがなくてもGPSと同じくらい正確に場所を特定できます。
- 自分の手元のコピー。ギャラリーや写真ライブラリの写真にはGPSが残ったままです。きれいになるのはWhatsAppが再エンコードしたコピーだけで、クラウドバックアップや他のアプリ、あとで書類として送る場合は元のファイルが使われます。
- 転送する書類。誰かから書類として届いた写真・PDF・Wordファイルを転送すると、その人のGPS、作成者名、会社名が転送先に渡ります。
- アカウントレベルのデータ。EXIFを消して変わるのはファイルだけです。ほかのメッセージサービスと同様、誰といつやり取りしたかはWhatsApp側で扱われます。これは受信者がファイルから読み取れる情報とは別の問題です。
- 証拠や記録。標準送信では撮影日時が消えるため、受け取った写真はふつう受信した日時で扱われます。元の日時や場所を残す必要がある場合(保険、報道、トラブル対応など)は、意図的に書類として送ってください。
相手が実際に受け取るものを確認する
使っている送信方法ごとに一度ずつ試してください。2分ほどで、自分のスマホとWhatsAppのバージョンでの答えがわかります。
- 位置情報が確実に入った写真を用意する. カメラの位置情報をオンにして、屋外で1枚撮ります。iPhoneでは写真の情報パネルに地図が出ればGPSが記録されています。Androidではギャラリーアプリで写真の詳細に場所が表示されるか確認します。
- テストしたい方法で自分宛てに送る. WhatsAppで新しいチャットを開き、連絡先リストの一番上にある自分(自分とのチャット)を選びます。いつもどおりの方法で写真を送ります:標準、HDオン、または添付 → 書類。
- 受信したコピーを別のデバイスでダウンロードする. パソコンのWhatsApp WebかWhatsAppデスクトップで同じチャットを開き、ファイルをダウンロードします。こうすると、送信したスマホに残っているものではなく、WhatsAppが実際に届けたコピーを確認できます。
- 中身を確認する. ダウンロードしたファイルを下のインスペクターにドロップします。GPSの項目が表示されれば、その送信方法では位置情報が漏れます。基本的な画像の項目しか残っていなければ削除されています。よく送る動画やPDFでも同じように試しましょう。
WhatsAppのファイルのメタデータをブラウザで確認
チャットからダウンロードしたコピーをここにドロップしてください。GPSなどの注意すべき項目を表示します。ファイルはこの端末から出ません。
- すべてブラウザ内で処理されます — Rewipeのサーバーにはアップロードされません。
- 最大ファイルサイズ:12.00 MB
- メタデータを見つけるツールです。保存用・共有用のコピーをクリーンにするなら、Rewipeアプリがおすすめです。
メタデータなしで送る方法(画質も落とさずに)
- 日常の写真. 位置情報の面では標準送信がいちばん安全です。自宅や職場など、公開したくない場所で撮った写真はHDをオフのままにしましょう。上の方法でHDを確認済みなら別です。
- フル画質でGPSなし. 先にファイルをきれいにしてから、書類として送ります。iPhoneで写真アプリから直接共有する場合は、共有シート上部のオプションをタップし、WhatsAppを選ぶ前に位置情報をオフにできます — ただし消えるのは位置情報だけです。EXIFの項目をすべて消すには、Rewipeのようなアプリでクリーンなコピーを書き出し、それを添付してください。
- 新しく撮る写真に位置情報を付けない. iPhone:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「カメラ」→「しない」。Android:カメラアプリの設定で位置情報のオプションをオフにします(PixelやSamsungではカメラの設定内にあります)。すでに撮った写真の位置情報は残ります。
- PDFとOfficeファイル. WhatsAppは書類のメタデータを一切消しません。WindowsのWord・Excel・PowerPointでは「ファイル」→「情報」→「問題のチェック」→「ドキュメント検査」を使い、添付する前にドキュメントのプロパティと個人情報を削除してください。PDFはPDFメタデータクリーナーでAuthorとCreatorの項目を確認し、PDF編集アプリで消しましょう。
よくある質問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| WhatsAppで送った写真から居場所がわかりますか? | 標準の写真として送ったなら、ファイルからはわかりません — 第三者のテストではGPSが削除されています。書類として送った場合はわかります。また、写真に写っているものからはいつでも推測できます。 |
| WhatsAppは動画のメタデータを削除しますか? | WhatsAppは公表していません。動画は再圧縮されますが、元の撮影日が残っている受信動画もあります。撮影や送信の前に位置情報をオフにするか、送ったコピーをインスペクターで確認してください。 |
| 書類として送ると元の日時と場所は残りますか? | はい。書類モードは元のファイルを変更せずに届けるので、EXIF・GPS・タイムスタンプがすべて残ります。 |
| WhatsAppはPDFのメタデータを削除しますか? | いいえ。PDFやOfficeファイルは常に書類として送られるため、作成者・会社名・日付はファイルに残ります。添付する前に削除してください。 |
Rewipeを入手
iPhoneやAndroidで、写真のプライバシーリスクをスキャンして消去できます。